カヤの会のみなさま、ご無沙汰しております。 2008年4月に我が家に迎えたトト(No.0323)が、今年の1月21日に旅立ってしまいました。 推定3、4歳でウチにやってきたので、もう15歳くらいでしょうか。 たくさん病気を患っていたのに、よくここまで長生きしてくれました。
トトは6年半前に脳炎を発症し、胆嚢にも異常が見つかり、以来ずっと薬を飲んでいました。 脳炎の発作が起きるといきなり歩行困難となり、その数日後には自力で身体が起こせなくなるのですが、 一週間もするとまた普通に歩けるようになっていて、トトの回復力と生命力には驚いたものでした。 最初の発作時に高度医療の病院で「もって1、2年かも」と余命宣告されたほどでしたが、 そのあとに数回発作を起こすも、その都度驚異的な回復を遂げてきました。 そして気づいたらもう10年以上、一緒に暮らせていました。
去年の暮れから食欲が落ち(何でも食べたがる食いしん坊な子だったのに)、年明けには入院となりました。 持病の脳炎に加え、腎臓、肝臓、肺に異常が出ていて、もう歳も歳で手術はできず、投薬だけでは大きな回復は見込めない状態でした。 最期は家に設置した酸素室の中でしたが、家に帰ってこられてホッとした様子のトトの顔が忘れられません。 流動食しか受け付けなくなっていましたが、もっともっとと催促され、もしかしたらまだ数日介護ができるかもと思った矢先、 家族みんなが揃った深夜に、ワンワンワン! と大きな声で挨拶をして旅立って行きました。 もう充分に頑張ったトト、家に帰ってきて好きなものも口にでき、もう満足したのかもしれません。
トトのいない家の中は静かすぎてとてもさみしく、改めてトトの存在の大きさを思い知らされています。 トトの柔らかな毛を思い出しては悲しみに暮れる毎日ですが、一緒に過ごせた年月はかけがえのない時間でした。 こんな可愛い子と出会わせてくださったカヤの会のみなさまには、心より感謝しております。 ありがとうございました。
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