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幸せサニー
2012/11/18/15:06:17
No.6289
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今月の初め、アンディとサニーといっしょに、 西丹沢で過ごした穏やかな秋の一日に撮影した写真を整理していたら、 アンディとサニーの嬉しそうな表情が浮かび、得をした気分になりました。 それと同時に、最近、出張が多くて、サニーといっしょに山歩きをしていない ことに気がつきました。
まだまだサニーは元気だけど、年齢は推定8歳半、 ちょっとしたら、もうすこし上かもしれません。 サニーの体力を考えると、サニーといっしょに山歩きができる年数は、 僕の片手の指の本数で、足りてしまうのかもしれないな・・・
そんな事を想うと、サニーと寄り添う足跡を一本でも多く、 未知の尾根に残したいという気持ちに駆られ、 良きパートナーのサニーを連れて、 2泊3日で、御坂山塊にちょっと本格的な山歩きに出かけました。
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幸せサニー
2012/11/18/15:07:20
No.6290
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一日目は、雨上がりの一気に気温が上昇した午後、 僕は額に汗をかき、未だ衰えぬサニーのクライミング技術に驚きながら、 透き通る青空に映る紅葉、雪化粧をした富士山、 雲海に浮かぶ雪景色の南アルプスの山々の美しさにふれました。
自然が織りなす色とりどりの木々の葉模様、 360度のパノラマの風景、吹きわたる風の音、 そして、僕らの緊張感と感動は、 残念ながら、写真だけでは伝えられません。
深夜、温かいコーヒーを飲みながら、久しぶりに見た満天の星空は最高でした。
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幸せサニー
2012/11/18/15:08:13
No.6291
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二日目は、朝露に濡れた落ち葉を踏み締め、 稜線では、手袋なしでは耐えられないほどの冷たい風の音を聞きました。 打って変わって、午後には、小春日和の陽気となり、 のんびりと山歩きを楽しむことができました。
それにしても、 ・どんよりとグレーの空に映し出された寒そうな富士山 ・流れる雲で、刻々と変化する山々の景色 ・振り返れば、ガスって見えなくなっている稜線の軌跡 ・稜線を吹き抜ける冷たい風を避け、降り積もった落ち葉の上に敷いた ビニールシートに腰をおろし、サニーと半分ずつ分けあったおにぎりの味 ・陽だまりのすすきの原で、河口湖を見下ろしながら飲んだホットコーヒー ・小春日和の中で、気持ち良さそうに半目を閉じて、フセをしているサニーの姿 など、山の変わりやすい天気に翻ろうされた一日でした。
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幸せサニー
2012/11/18/15:11:16
No.6292
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三日目は、雲の切れ間から 顔を覗かせる富士山の雪景色と山間を吹きぬける風が、 訪れる冬が近いことを語りかけてくれているような一日でした。
山の中腹では、鮮やかな紅葉のコントラストが、 稜線では、木々の葉はすでに冷たい風に吹かれ地面に落ち、 深まる秋から厳しい冬へと向かう、 季節の移り変わりを感じた山歩きでした。 それは、稜線の景色は水墨画が、 山の麓から中腹にかけては鮮やかな油絵が、 一枚のキャンバスに描かれているかのようでした。
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幸せサニー
2012/11/18/15:12:32
No.6293
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すれ違う人もいない静かな山行。
山間に響いたのは、 ・サニーの首輪につけた鈴の音 ・僕とサニーが大地を踏み締める足音 ・近づく冬を知らせる、木々の隙間を吹き吹ける風と 舞い散る枯れ葉が奏でる音色 ・そして、時折り聞こえる野鳥のさえずり だけ、でした。
・木漏れ日を受けながら、落ち葉のすべり台を勢いよく滑るサニーの嬉しそうな姿 ・果てしなく広がる自然というスクリーンに映り出された、 落ち葉を撒き散らせながら楽しそうに駆け廻るサニーの躍動感ある姿 ・降り積もった枯れ葉の稜線を静かに歩き、 もみじのじゅうたんの上でたたずむサニーの穏やかな表情 ・枯れ葉のシャワーを浴びながら、名もない尾根を踏み外さないように 慎重に下りる僕とサニーの寄り添う影
それらのシーンは、ゆっくりとした時間の流れの中で、 いつまで見ていても、決して見飽きることのない動画のようでした。
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幸せサニー
2012/11/18/15:13:53
No.6294
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山歩きの途中に拾った真っ赤なもみじの葉は、 僕とサニーの思い出がいっぱい詰まっているような気がします。 いつか、枝折りにしたもみじの葉を手に取れば、 サニーと山歩きをしたシーンが次々と甦ってくるでしょう!!
それは、あたかも、思い出のスクリーンにスイッチが入り、 時計の針が後に進むかのように・・・
サニーパパより
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